NHK Eテレの「いないいないばあっ!」「ひとりでできるもん!」を制作した星みつる先生の幼児向けDVD教材
星みつる式 幼児学習 DVD「もじ かず DVD 3巻」ひらがな カタカナ かずの仕組み
星みつる式 25年間のロングセラー教材・入学前までに「学ぶ楽しさ」を!
もじ・かず 3巻セット(ひらがな カタカナ かず)
入学前までに「学ぶ楽しさ」を!25年間のロングセラー教材
DVDを見るだけで、ひらがな・カタカナ・数の仕組みが学べる
星みつる式「もじかず3巻セット」は、NHK・Eテレの子ども番組を制作してきた星みつる先生が制作統括を行った、ひらがな・カタカナ・数の仕組みが学べる、1~8歳の幼児向けの知育DVDです。
小学校に入学する前に学べる教科として、ひらがな・カタカナ・漢字・英語や、算数の100までの数字・足し算・引き算などがあるといわれます。近年、小学校の授業スピードは速くなるばかり。入学してから文字を学んでいたのでは、授業についていけなくなるかもしれません。「もじかず3巻セット」は、家庭で学べる知育教材として、25年以上のロングセラーを続けている教材です。
「もじかず3巻セット」は、アニメのお話の中に歌やクイズ、ゲームなどが挿入された構成になっています。子どもの好奇心に働きかけるストーリーに夢中になっているうちに、知らずしらずのうちにひらがなやカタカナ、数の仕組みを学ぶことができます。歌とアニメ、クイズなどで子どもに「学ぶ楽しさ」を体験させられると好評です。入学前までに「学ぶ楽しさ」をお子さまに体験させましょう。
●対象 / 1~8歳 ●仕様 / DVD 3枚・ひらがな表 カタカナ表 かず表 ●収録分数 / ひらがな40分 カタカナ45分 かず45分
もじ・かずの 特長
DVDを見るだけで、
ひらがな・カタカナ・数の仕組みが学べる
近年、小学校の授業スピードは速くなるばかり。入学してから文字や数を学んでいたのでは、授業についていけなくなるかもしれません。
子どもには、入学前までに1年生で習う文字と数だけは、学ばせておきたいもの。
もじ・かず3巻セットは、家庭で学べる知育教材として25年以上も前に誕生してから改変をくり返しながら、現在も販売を続けている人気のロングセラー教材です。
DVD各巻には、壁に貼って覚えられるポスター型のひらがな表・カタカナ表・かず表が付属しています。
対象:1~8歳
全36曲の楽しい歌で、文字や数を覚えてしまう
幼児期の学習には、何度もくり返して覚えられる歌などの反復学習が適しています。もじかず3巻セットには、ひらがなやカタカナの歌や「いくつといくつ」などの数の歌が全部で36曲収録されています。
子どもは、テンポのよいリズミカルな歌を全身で受け止め、興味を膨らませながら好奇心いっぱいで見たもの聞いたものをどんどん吸収していきます。
ドキドキわくわくのストーリーに子どもは夢中!!
もじ・かず3巻セットには、アニメのストーリーが収録され、その間に歌やクイズ、ゲームなどが挿入された構成になっています。
子どもの好奇心に働きかけるドキドキわくわくのストーリーに夢中になっているうちに、知らず知らずのうちにひらがなやカタカナ、数の仕組みを学んでいきます。
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NHK・Eテレの子ども番組を制作してきた星みつる先生のDVD教材
星みつる式「もじ・かず3巻セット」は、ひらがな・カタカナ・数の仕組みが学べる、1~8歳の幼児向けの知育DVDです。
もじ・かず3巻セットは、アニメのお話の中に歌やクイズ、ゲームなどが挿入された構成になっています。子どもの好奇心に働きかけるストーリーに夢中になっているうちに、知らずしらずのうちにひらがなやカタカナ、数の仕組みを学ぶことができます。歌とアニメ、クイズなどで子どもに「学ぶ楽しさ」を体験させられると好評です。入学前までに「学ぶ楽しさ」をお子さまに体験させましょう。
▲サンプル動画をご覧いただけます
DVD教材の開発者紹介
映像教育の第一人者である 星みつる先生 が開発
profile
脚本家・映像クリエイター 星 みつる 先生
- NHK・Eテレ「いない いない ばあっ!」「英語であそぼ」
「ひとりでできるもん!」など、多くの教育番組の企画・制作を行う。 - 脚本・作詞を手がけたNHK「まいちゃんのベトナム日記」では
第38回ABU賞テレビ子ども番組部門にて最優秀賞を受賞するなど
映像教育のスペシャリストとしてのソーシャルスタンディングを確立。 - 幼児才能教育の開発を行う傍ら、厚生労働省の子ども食育検討委員など
活動の場を広げている。 - 日本脚本家連盟・日本放送作家協会正会員、日本音楽著作権協会正会員。
絵本「パンパといっしょ・シリーズ(ポプラ社)」など、著作多数。
お客さまの声 ※当ショップのレビューから抜粋
おすすめ度
tomo&m・s様
3人兄妹で見てます!
7歳の小1お兄ちゃんは、カタカナに興味津津、4歳の双子姉妹は、ひらがなと数が大好き!お互い、見たいものを主張して小競り合いがあるけど、どれかが始まると、結局みんな、テレビに夢中です!
おすすめ度
ひろちゃん様
入園祝いで孫に購入。勉強ものですが気にいって楽しく見ているので、購入して正解でした。今夏休みで孫と一緒にいますが、DVDを持ってきていて、うちでも何回も見ています。覚えたひらがなを自慢げに歌ったり、書いて見せてくれているのに効果ありにうれしくてレビューしました。
おすすめ度
ヒロポン様
最近、ひらがなに興味津々の年少の息子。幼稚園の先生の働きかけもあり、お友達の名札やロッカーを見て、ひらがなを読めるようになりました。家でも楽しく何かお勉強できないかな?と思い、DVDを購入してみました。予想通り、「ひらがなあ~ん」も楽しんでいますが、それ以上に「カタカナ」のストーリーが楽しいようで、(コロツケを揚げると、コロッケに変わるところなど)夢中で見ています。早生まれで落着きのない息子には、ワークブック(書く)よりも、DVDが合っているようです!
DVD教材の 内容説明
ひらがな(ひらがな あ~ん!)
収録分数(40分)ひらがな表付き
ひらがなは、知識や経験を文字で表す、はじめの一歩
身のまわりの物への興味や関心は、子どもが「伸びよう!!」としているサインです。何でも見たい!聞きたい!やってみたい!生まれたばかりの知的好奇心は、大きく膨らもうとしています。
DVDでは、動機づけに必要な楽しい歌や映像を贅沢に収録。知的好奇心いっぱいの子どもの心をしっかり捉えます。ひらがなを歌で反復し、覚えたらクイズで確かめ、「できた!」という自信を持たせます。
集めたひらがなでメッセージを残すという演出は、表現する面白さに気づかせます。
発見し、理解し、自信を持って表現する喜びこそ、学びの原動力になります。
ひらがなの歌(書き順・ひらがな言葉・お話)
子どもに教えたいひらがな言葉で作詞されたリズミカルな歌で、ひらがな50音の書き順と、たくさんの身近なひらがな言葉を覚えられます。
映像は、CGの他に身近な素材を使った手作りアニメーションを採用。
布・紙・粘土・毛糸・発泡スチロール、木などを使ったアニメーションは、現在でも高い評価を受けています。
清音・濁音・半濁音
ひらがなの発音と文字の形を楽しく覚えられ、声優による正しく美しい発音で、清音・濁音・半濁音を学べ、さらに、ひらがな言葉のアクセントや意味も合わせて覚えられます。
歌と映像でくり返し見て、聞いて、歌っているうちに、自然にひらがなの歌を口ずさむようになります。
ひらがなクイズ
「は」と「ほ」など、似ているひらがなを問題にしたクイズで、文字のつまずきをなくし、覚えたことを確かめながら学べるように構成しています。
覚えたら、クイズで確認。確かめながら一歩ずつステップ・アップできるので、無理なくひらがなを覚えられます。
挿入歌
- ♪あいうえ あひる
- ♪かきくけ かえる
- ♪さしすせ さる
- ♪たちつて たいこ
- ♪なにぬね なす
- ♪はひふへ はさみ
- ♪まみむめ まめ
- ♪やゆよ やかん
- ♪らりるれ らいおん
- ♪わたあめ みつけた
- ♪がぎぐげ がいこつ
- ♪ざじずぜ ざりがに
- ♪だぢづで だんご …他
ストーリー
ひらがなランドで目を覚ましたあいちゃんは、ポヨヨンと出会いました。ポヨヨンは、ひらがなビスケットを食べて大きくなる不思議な生きもの。ひらがなビスケットには、たくさんの言葉と物語がつまっています。ポヨヨンと一緒にひらがなビスケットを探しに出発したあいちゃんを待っているものは?
あいちゃんとポヨヨンの夢見るような感動体験ストーリーのはじまりです。
星先生からのメッセージ
ひらがなビスケットを探しに行くというストーリーで子どもの関心を引き、次々にひらがなを発見するという、楽しさで興味を持続させます。さらに、ひらがな言葉をリズム感いっぱいの歌と映像で、何回も反復させることで理解を深め、覚えた文字は、クイズで確かめ、「できた!」という自信を持たせます。
ストーリーの終わりには、短いひらがなメッセージを残すことで表現することの面白さへと導いています。
カタカナ(カタカナ カンタン!)
収録分数(45分)カタカナ表付き
カタカナの楽しい音の世界が、子どもを惹きつける
文字に興味を持った子どもが、入学するときには、読み書きができるように、いち早く文字に興味を持たせることが大切です。
このDVDは、カタカナの読み書きをはじめ、動物の鳴き声の擬音や外来語など、たくさんのカタカナ言葉を歌やリズムにのせて楽しく表現しています。
カタカナは、音を表す表音文字。音の面白さでくり返し見ているうちに「この言葉は、カタカナで書く」という感覚が身につきます。さらに、カタカナが漢字の一部であることに気づいた子どもは、漢字への興味を広げていくようになるでしょう。
外来語(カタカナ語)
カタカナの発音と正しい書き順。身近なカタカナ言葉を歌詞に盛り込んだ楽しい歌と、CG映像で表現しました。
外国の物や地名、人名など、カタカナで表記されることの多い外来語の語彙を増やすことで、言葉の表現力が豊富になります。
たくさんのカタカナ言葉か入ってきた文明開化の日本を舞台にしたストーリーが子どもの興味を最後まで失わせません。
濁音・半濁音・促音・長音
ドンドン・パンパンなどの濁音や半濁音、ピッチピッチ・チャプチャプなどの促音や拗音、パンパカパーンなどの長音は、子どもが大好きなカタカナ言葉です。
こうしたリズミカルなカタカナを歌やゲームなどで楽しく学べるように構成しました。
漢字を学ぶ準備
カタカナは、漢字の一部をとってできた文字です。例えば「ウ」は「安・宮・宇宙」のウ冠からできたカタカナです。
カタカナが書けるようになると、「イ」は、休・代などの漢字の一部であることに気づき、漢字にも興味を持ち始めます。
カタカナを知ることで、ひらがなとの差別化ができるようになり、外来語であるカップやノートなどの英語などにも興味を持つようになります。
挿入歌
- ♪アイウエ アイスクリーム
- ♪カキクケ カメラ
- ♪サシスセ サラダ
- ♪タチツテ タオル
- ♪ナニヌネ ナプキン
- ♪マミムメ マフラー
- ♪ヤユヨ ワン!
- ♪ガギグゲ ゴン!
- ♪ザシズゼ ゾゾゾ
- ♪おでんのダンス
- ♪ちっちゃな ヤユヨ
- ♪ハヒフヘ ハンバーグ
- ♪ベロベロバー
- ♪パピプペポのパレード…他
ストーリー
あいちゃんは古い地球儀の魔法で、文明開化時代の日本へタイムスリップしました。そこで、カタカナ言葉が詰まったよろず玉を運んできたヨチヨチ歩きのトドラーと出会います。
ひょんなことから、よろず玉を配達するトドラーのお手伝いをすることになったあいちゃん。外国のものや外国から伝わってきたカタカナ言葉が詰ったプレゼントをちゃんと、届けることができるかな?
星先生からのメッセージ
漢字が意味を表す表意文字であるのに対し、カタカナは音を表す表音文字です。♪ピチピチ チャプチャプ~のようにカタカナ言葉の音(オン)には、子どもを惹きつける音遊びがあり、その要素を学習に取り込むことは大切です。
DVDでは、音や音楽を使って擬音、擬声音の楽しさを演出し、ストーリーでは外来語を強く意識させています。
カタカナの特色を際立たせることで子どもは、ひらがなと区別することができ、言葉を聞いただけで「この言葉は、カタカナで書くんだ」というセンスを身につけられ、漢字を学ぶ準備ができ上がります。
かず(かず1ばん!)
収録分数(45分)かず表付き
子どもにとって、数えることは、遊び
子どもは、文字が読めるようになる前から、数字を唱えるほど数が大好きです。
このDVDでは数ブロックを使い、数の増え方や数字の大小関係、量の変化など、数の仕組みを視覚的に理解できるようにしてあります。足し算の「合わせていくつ?・合成」や引き算の「残りはいくつ?・分解」「何番目の数?・順列」、0の存在、100までの数などを収録しています。
段階的に数を増やし、覚えたらクイズで確認。確かめながらステップ・アップ。算数の基礎を身につけることができます。
かずの合成と分解
数と仲良しになる第一歩は、正しく数えられること。数字が読めるだけでは、数の仕組みを理解したことにはなりません。
足し算や引き算の初歩にあたる「いくつといくつ?(合成)」、引き算の初歩の「のこりは、いくつ?(分解)」などを歌でリズミカルに表現しました。
歌いながら、何度もくり返し数えていくうちに、自然に計算の仕組みが理解でき、無理なく学ぶことができます。
かずブロック
数える時は、対象物をブロックにおきかえると、数の増え方や、大小関係が視覚的に分かり、理解をはやめることができます。
段階的に数を増やし、覚えたらクイズで確認します。確かめながら、ステップ・アップするので無理なく学ぶことができます。
100までの数では、数字の読み方と書き順、増え方と数量を1画面で把握できるようにしました。
かずの順序・順列・0の存在
数は、物の数量を表わし、数字は、数を表すための記号(文字)です。こうした違いを理解するには、数の順序を表す数の順列や0の存在など、算数の基礎を身につけなくてはなりません。
数の順序・順列には、「なんばんめのかず?」や「ちいさいじゅんにならべる」などの問いに答えられなくてはなりません。
0の存在は、数を1つずつ減らしていって、何も無いことで「0の存在」に気づかせます。
挿入歌
- ♪どちらが おおい?
- ♪くらべてみたら…
- ♪5までのかず
- ♪いくつといくつで5
- ♪5より おおいかず
- ♪10は いくつといくつ
- ♪なんばんめのかず…他
ストーリー
タマゴのコックさんからお使いを頼まれたあいちゃんは、ウッシッシというキャラクターと一緒にお菓子の城へ向かいます。
途中でいろんな不思議な生き物と出会うたびに、あいちゃんは、数の力をどんどん身につけて、パワーアップ!
ついには、みんなの命を蘇らせるために、魔女と数の勝負をすることに。ちょっとスリリングな冒険ストーリーです。
星先生からのメッセージ
DVDでは足し算の初歩である、あわせていくつ?(合成)、引き算の初歩である、のこりはいくつ?(分解)、なんばんめのかず?(順列)、0の存在、100までの数など、算数の基礎を冒険ストーリーの中に散りばめ、歌とクイズで楽しく数の仕組みが学べるように構成しています。子どもにくり返し数えさせることで、数や数字に慣れさせ、大きな数にもチャレンジできるように導き、さらに数の大きさを直感的にイメージできる数ブロックを使った学習法は、数が量や面積へ発展した場合でも理解を早めるのに役立ちます。
25年間以上のロングセラー教材のワケ
映像教材として販売されてから25年間以上。星みつる式 知育DVDがロングセラー教材なのは、徹底した子どもの目の高さで制作された映像表現にあります。
子どもが画面に釘付けになるのは、アニメの冒険ストーリー、楽しく覚えやすい歌、面白いクイズ、不思議なキャラクターなど、子どもの大好きがぎっしり詰まったエデュテインメントであるからに他なりません。
それらは、NHK・Eテレの子供番組制作をはじめ、大手出版社の映像教材を提供する中で、星みつる先生が長年にわたり研究してきた独自の映像手法によるものです。
30年近く前に、当時の最新のテクノロジーを駆使して制作したCGやアニメは、現在の大人の目には、古くさく映るかもしれません。
しかし、純粋な心を持った子どもにとって「学ぶ楽しさ」に気づかせ、知的好奇心を膨らませる教材であることは、今でも変わりありません。
星みつる式 知育DVDは、子供たちの目の高さで真っ直ぐに向かい合ったが故のロングセラー教材なのです。
※エデュテインメントは、エデュケーション(教育)とエンターテインメントの要素を取り込んだ教育コンテンツのことです。
セット内容・製品仕様
もじ・かず 3巻セット(DVD3枚)
セット内容
- DVD×3枚(収録分数:ひらがな40分 カタカナ45分 かず45分)
- 付属教材:ひらがな表 / カタカナ表 /かず表
< メーカーの公式ショップならではの 全教材5%引き >
どのショップよりも「安い価格」「品質保証」「充実サポート」で安心、お得に購入できます
■ 商品仕様
製品名 | 【星みつる式】もじかず2巻/対象年齢1~8歳/早期教育教材 |
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型番 | SSBG10001-02-04 |
メーカー | 株式会社スターシップ |
脳と幼児教育
脳の研究が進むにつれ、幼児英語の教え方にも変化が出てきました。NHK・Eテレの子ども番組「英語であそぼ」の開発を通じて、脳神経科学に携わる先生方から学んだ脳のメカニズムを基に、脳と幼児英語について述べたいと思います。
脚本家・映像クリエイター 星 みつる
■幼児期の脳の発達を促す「ミラーニューロン」
「ミラーニューロン」という言葉をご存知でしょうか。例えば、お子さまがお母さんの動きを見て、自分も同じように真似して動く。このときに働くのが脳の神経細胞であるミラーニューロンです。
赤ちゃんが言葉を発したり、幼児が歌やダンスを真似したり、アニメの主人公や他人に共感できるのは、脳内のミラーニューロンが活発に働いているためです。
ミラーニューロンには、見たものや聴いたものを鏡のように模倣したり、相手の気持ちを自分に映しとって共感するという働きがあるため「鏡細胞」と呼ばれることもあります。
従来からいわれている「子どもの能力は、見て・聴いて・真似ることで発達する」とは、脳神経科学でいうところのミラーニューロンの働きと深く関わっているのです。
■エデュテインメントが子どもに「学ぶ楽しさ」を教える
今から30年ほど前の1990年に、番組開発や制作に携わったNHK・Eテレの子ども番組の「英語であそぼ」や子ども料理番組の「ひとりでできるもん!」も、子どものミラーニューロンを上手に働かせることを意識して制作した番組でした。
ミラーニューロンを上手に働かせる鍵となったのは、エデュテインメント(edutainment)という考え方です。エデュテインメントとは、エデュケーション(教育)とエンターテインメント(娯楽)を組合わせた造語です。
子どもの能力を発達させるには、英語で話す楽しさや、ひとりでできる喜びを、ストーリーや歌やダンスなどのエンターテインメントでオブラートすることが、子どもを惹きつけ、集中力、吸収力、理解力などにおいて、教育効果が高いことがわかりました。
そして、最も重要なのが「学ぶ楽しさ」を教えること。これこそが幼児教育の真髄といえます。学ぶ楽しさを知った子どもは、知的好奇心に突き動かされて、自らの力でどんどん知識を吸収し、発見をくり返しながら学力を身につけていきました。
■優れた映像教材には「手本となるモデル」がある
お母さんは、どんな期待を抱いて子育てをしているのでしょう。
将来、小~中学校へ進んだ時、自分で考え、自分で行動し、責任を持って、難しいことでもやり抜く意欲を失わない、そんな賢い子どもの姿をイメージしているお母さんもいらっしゃるかもしれません。そんなお母さんたちのイメージを実現させたくて、子ども向け映像教材を制作し続け、30年以上も経ってしまったような気がします。
優れた映像教材の条件を数え上げれば切りがありませんが、敢えて一つを取り上げるなら、子どもに「手本となるモデルを与える」ことだと、私は思います。なぜなら、それは、子どもの模倣を促すと同時に、優れた観察力と知的能力を育むものだからです。
例えば、NHK・Eテレの子ども料理番組の「ひとりでできるもん!」を見た子どもは、玉子を上手に割りたくなります。それは、主人公である、まいちゃんに自らを投影し、共感しているから。そして、まいちゃんのやることを手本に練習し、「♪パッカンたまご」の歌に合わせて玉子が上手に割れたという達成感に喜びを感じているから。このような映像と出会った子どもたちは、楽しいストーリーと歌に夢中になりながら、豊かな感性と知力を育みながら、自分の才能をどんどん発現させていくことができるのです。
脳神経科学の視点からも脳は、大量の情報や知識で満たされると、能力として発現しやすいことがわかっています。できることが増えると、IQ(知能指数)が高くなり、自分で考え、責任を持って行動し、それが達成感と自信を生み出し、新たな体験への興味へと広がっていきます。
■日本で初めての「九九のうた」
私が幼児教育に心を奪われたは、今から30年以上も前の1986年に制作した、「九九のうた」の作詞がきっかけでした。
学研の学習誌「2年の学習 / 8月号」の付録だった「九九のうた」は、瞬く間に広がり、翌年、同社の知育トイ部門から絵本+カセットテープのムック本として販売されました。
当時の学研の編集長からは、歌って覚える「九九のうた」が制作・販売されたのは、日本で初めてのことだと知らされました。
その後、「九九のうた」は何度も映像化され、他社でも学研の「九九のうた」を手本としたのDVDなどが多数制作され普及しました。
いま思えば、それこそエデュテインメントの走りであり、「学ぶ楽しさ」を具現化した第一歩だったように思います。
その数年後、NHK・Eテレの子ども番組の新番組開発に携わり、それまでに獲得した映像制作のノウハウの全てを番組開発と制作に注ぎ込んできました。
NHK・Eテレの「いないいないばあっ!」の番組開発では、脳の仕組みに関するさまざまな知識を学ぶことができました。
そして、「生まれたときの脳には、ほとんど差がないのに、成長するにつれて差が開いてくるのは、日々の生活から吸収できる環境刺激の違いによるもので、脳は、学習によって発達しているということも。
■最後に…
幼児期は一生のうちで、最も知能が伸びるときです。子どもの興味や関心を引き出し、豊かな感受性を育む大切な時期なのです。脳の3分の1を占める前頭連合野は、脳を使うほど伸ばすことができ、さまざまな能力が獲得できます。
脳の働き方を知って、適切な時期に適切な刺激を与え、脳の前頭前野が活発に働くようにしていくことが、脳神経科学における理想的な育児法です。
それら30年間で学んだことを基礎に制作し続けている、星みつる式のDVD教材がお子さまの脳の発達を促し、大きな夢に向かって羽ばたいていくお手伝いができたら幸せです。
脚注:「英語であそぼ」は、NHK教育テレビ(現:Eテレ)で1990年4月~2017年3月まで放送された、幼児~小学校低学年向けの英語番組で、現在の「えいごであそぼ with Orton」の前身となった番組です。